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3/11開催講演 ファイメクス株式会社 代表取締役CEO&CSO 冨成 祐介先生 ファイメクス株式会社取締役 バイスプレジデント 蒲 香苗先生講演会のお知らせ

九州大学病院ARO次世代医療センターでは、ファイメクス株式会社 代表取締役CEO&CSOの冨成 祐介先生とファイメクス株式会社取締役 バイスプレジデントの蒲 香苗先生を講師にお招きしまして講演会を開催致します。皆様のご来聴を心よりお待ち申し上げます。

1.日 時:
平成31年3月11日(木)18:00~19:00

2.場 所:
九州大学 病院キャンパス 基礎研究A棟 第2講義室
http://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/access/index.html

3.演者
演者1.冨成 祐介 ファイメクス株式会社 代表取締役(東京大学大学院薬学系研究科にて博士号取得。
同年、武田薬品に入社。2018年1月、ファイメクス株式会社(英名: FIMECS, Inc.)を設立。合成技術を基にしたタンパク分解誘導剤の創薬プラットフォーム(RaPPIDSTM)の確立と自社の癌領域のプログラムを推進中。)

講演タイトル:「新規モダリティとしての標的タンパク分解誘導剤の基礎と世界的な動向」
近年、PROTACに代表される標的タンパク分解誘導技術は、これまでUndruggableとされてきたタンパクも標的にできることから、世界的に注目を浴びている。特にPioneerであるArvinas社が2プログラムのINDを達成し、各ベンチャーと製薬企業の提携も拡大傾向にある。
本技術は、ユビキチン-プロテアソーム系を利用したタンパク分解技術であり、大きく 1) Bi-functional型 と 2) Molecular Glue型 に分類される。 PROTACとして有名なBi-functional型は、病原タンパクに結合するTarget binderとE3リガーゼのbinderをリンカーで連結した低分子化合物(Degrader)であり、標的タンパクのユビキチン化を促進することで分解へと導く。ファイメクス社は、武田薬品からライセンスされたundruggable targetの1つであるPsudokinaseのbinderとE3 ligaseの1つであるXIAP binderをもとにした複数のプログラムを実施中である。さらに、独自に開発したDiversity と Rapidnessにフォーカスした創薬プラットフォーム RaPPIDSTMを用いて、迅速に医薬品候補化合物を創出する手法を確立し、適用範囲を拡大中である。本講演では、ファイメクス社の研究成果を交えながら、タンパク分解誘導剤の基礎から世界のトレンドを紹介する。

演者2.蒲 香苗 ファイメクス株式会社取締役 バイスプレジデント(大阪大学大学院薬学研究科にて
修士号取得。同年、武田薬品に入社。2018年1月、ファイメクス株式会社(英名: FIMECS, Inc.)を設立。
自社の癌及び癌免疫領域のプログラムについて、バイオロジーをリード。)

講演タイトル:「IRAK-Mタンパクの分解を作用機序とする新規癌免疫治療薬の創薬研究」
IRAK-MはToll-like受容体/IL-1受容体シグナル伝達経路のネガティブフィードバックレギュレーターとして生体内で機能し、特に骨髄球系細胞内に限局して発現している。IRAK-Mは腫瘍微小環境において、腫瘍関連マクロファージ(TAM)や骨髄性抑制細胞(MDSC)、樹状細胞等による抗腫瘍免疫抑制に寄与するため、当該タンパク質の機能を制御する事で新たな作用機序を有する癌免疫治療薬の開発が期待される。しかしながら、IRAK-MはPseudokinaseとして知られており、キナーゼ活性が損なわれているため従来の低分子化合物での創薬が困難な標的とされてきた。当社は、独自のRaPPIDSTMプラットフォームを適用することで、IRAK-M選択的な分解を誘導する新規化合物を創出した。本講演では、IRAK-M分解誘導剤によるin vitroでの新規作用機序及びin vivoでの抗腫瘍効果について紹介する。

4.司会:
九州大学病院ARO次世代医療センター 副センター長 杉山 大介

5.参加費:無料

6.申込み:不要

主催:九州大学病院ARO次世代医療センター
共催:九州大学先端融合医療創成センター ARO橋渡研究推進部門
   九州大学EDGE-NEXT IDEA 医系プログラム
問合わせ先:九州大学先端融合医療創成センター ARO 橋渡研究推進部門(鶴屋・川口・麻生)
Tel:092-642-6210
E-mail:nw-info@med.kyushu-u.ac.jp