メールマガジン
ARDENT メールマガジン vol.16(2016.7.25配信)
2016/07/25
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2016.7.25
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九州地方では梅雨明けが発表されました。
今年もまた大輪の花火が夜空を彩る季節になりましたね。
海に山に、花火にスイカ…。楽しく忙しい日々となりそうです。
◆今号でお知らせする内容です。
┣【1】コラムリレー
┣【2】イベント・シンポジウム情報
┣【3】企業ニーズ情報
┗【4】公募情報
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【1】コラムリレー
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第16回目は、株式会社ストラタシス・ジャパン 代表取締役社長 片山浩晶氏に
ご執筆頂きました。
『医療イノベーションにおける3Dプリンタの役割』
近年、3Dプリンタの医療分野での活用が盛んになってきている。
よく考えれば、モノを一つ一つ積層して造形していく原理の3Dプリンタと、対象
となる生体一つ一つが異なる医療とは元来親和性が高いのは当たり前で、それが最
近になって盛んになっている理由は、ソフトウェアの利便性が高まりMRIやCTスキャ
ンデータ、3Dスキャンデータの活用がより容易にできるようになったこと、そし
て難易度の高い整形外科手術の一部に保険が適用になったこと、3Dプリンタが比較
的安価でアクセスしやすくなってきたことなどが挙げられる。この医療現場でのデ
ジタル化と3Dプリンタ活用の動きは今後益々加速することが予想される。それは高
齢化社会や個別化医療への対応等、医療現場が抱える様々な課題の多くが医療ワー
クフロー全体のデジタル化によって解決できる可能性が高いからだ。また、デジタ
ル化はクラウドネットワークやビッグデータへの応用がきくため、将来の医療で
は実現できなかった遠隔地医療やリアルタイムモニタリングなど付加価値も生み出
すことができる。データをすぐに造形できる3Dプリンタはこのような医療環境では
必需品となる。
一方、医療現場だけでなく基礎研究分野においても今後3Dプリンタはどんどん活
用されていくだろう。すでに可視化モデルなどを3Dプリンタで製作してコミュニケ
ーションツールとして利用され始めているが、医薬品開発や新素材開発等、より研
究用途での活用が多くなるだろう。3Dプリンタのいくつかはインクジェット技術を
応用しているが、インクジェット技術の最先端は今やナノレベルになりつつある。
3Dプリンタでの試用はまだこれからだが、実現すれば3Dプリンタによる基礎研究も
一気に盛んになるだろう。
すでに3Dプリンタ業界では3Dデータ方式を従来のポリゴンではなく「ボクセル」
という3次元ピクセル方式へ変換が行われており、来るべき「ビットからアトム」
を創出する時代への準備を進めている。
人体そのものを造形するバイオプリンタ等のSFのような話も明日起きることでは
ないが、決して遠い未来の話でもない。このような変革の中で日本の医療界へのお
手伝いができれば幸甚である。
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【2】イベント・シンポジウム情報
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■第4回TR推進合同フォーラム・技術交流会
参加・展示申込が開始されました!
【日時】平成28年10月31日(月)13:00~17:20
【会場】九州大学 医学部百年講堂
【参加費】無料
【主催】九州大学ARO次世代医療センター、ARDENT等
【プログラム】
13:00~13:15 開会挨拶
13:15~13:45 講演1「九州大学 ARO次世代医療センターの歩み」
九州大学ARO次世代医療センター センター長 中西 洋一 先生
13:45~14:30 講演2「AMEDのミッション:データシェアリングによる課題解決」
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長 末松 誠 先生
14:30〜15:45 ライフサイエンス技術交流会
15:45~16:30 講演3「Innovation in Translational Research」
米国立衛生研究所/国立トランスレーショナル科学先進センター
希少疾患研究所長/臨床イノベーション部門長 Petra Kaufmann 先生
16:30~17:15 講演4「バイオデータが変える医療・健康」
日経BP社 特命編集委員 宮田 満 先生
17:15~17:20 閉会挨拶
【技術交流会(ARDENT会員は展示無料)】
アカデミア研究者の発表と、バイオ関連企業の展示を通じ、
オープンイノベーションを加速させます。
【参加・展示申込】http://ardent-j.org/archives/2922
■平成28年度第1回医療機器シーズの開発研究相談会
PMDA審査専門員を九大へ招聘して行いますので奮ってご応募ください。
【日時】8/18(木)午後 各1時間以内
【会場】
九州大学病院ウエストウイング棟6階会議室
【相談内容】
薬事戦略全般(クラス分類、治験の要否、臨床評価項目、アプリケーションなど)
開発の方向性、AMED選考対策
【費用】無料
【詳細】http://wat-new.org/archives/1070
■ 非臨床プロジェクトマネージャー(PM)養成講座ご案内
【日時・会場】
平成28年9月10日(土)9:00~19:30
場所:九州大学馬出キャンパス総合研究棟1階 セミナー室105
平成28年9月11日(日)9:00~17:00
場所:九州大学馬出キャンパス旧病棟講義棟2階 臨床小講堂2
※会場は変更になる可能性がございます。
【募集人数・費用】
20名程度・参加費無料
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3184
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【3】企業ニーズ情報
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■日本べーリンガーインゲルハイム株式会社
注力している疾患領域は循環・代謝病疾患、呼吸器疾患、免疫疾患、ガン、中枢神
経疾患です。
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3072
■大日本住友製薬株式会社【PRISM】
【詳細】http://ardent-j.org/archives/2929
□その他企業ニーズ情報
http://ardent-j.org/seminar
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【4】公募情報
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■(AMED) 平成28年度「創薬支援推進事業―希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業―」に係る公募について(8/3締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3147
■(AMED) 平成28年度「国際共同臨床研究実施推進事業」に係る公募について(8/5締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3153
■(公財) 旭硝子財団 2016年度募集研究助成 (8/12締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3165
■(AMED) 「8K等高精細映像データ利活用研究事業」に係る公募について(8/16締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3156
■(AMED)平成28年度「認知症研究のための国際連携体制の整備に関する調査研究事業」に係る公募について(8/19締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3180
■(一財) 東京化成化学振興財団
平成29年度研究助成金 (8/31締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3168
■日本石鹸洗剤工業会
平成29年度 グリセリン新規用途開発研究助成(8/31締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3170
■(公財) 万有生命科学振興国際交流財団
海外留学助成(生活習慣病領域)(9/15締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3172
海外留学助成(呼吸器・アレルギー領域(9/30締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3174
女性研究者支援 研究助成(感染症領域)(9/30締切)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3176
※イベント・シンポジウム情報等ございましたらARDENT Webサイト、メール
マガジンにてご案内いたしますので、ARDENT事務局までご連絡ください。
※メール配信先の変更・配信の停止等はARDENT事務局までご連絡ください。
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九州大学 ARO次世代医療センター 橋渡研究推進部門
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