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(締切H29/8/31)共同研究として動脈硬化に関わる疾患(脳卒中および冠動脈疾患)イベント発症前後の血液を保有し、ご提供いただける方を探しています。

2017/06/23

【公募内容】
共同研究として動脈硬化に関わる疾患(脳卒中および冠動脈疾患)イベント発症前後の血液を保有し、ご提供いただける方を探しています。

ご協力いただきました結果、期待されるデータが得られました際は、提供者と共同で特許出願を行うことを希望しています。なお、共同研究の具体的な形式や業務分担、費用等については、事前に協議させていただきたいと考えておりますので、本件にご興味があり、且つ下記の条件に合致する可能性のある場合は、ご連絡いただきたいと存じます。

【背景】
我々は、リポ蛋白質の代謝に密接に関わる酵素が、血液中に存在する脂質へ特異的に作用しており、その脂質のある分子種が脳卒中、および冠動脈疾患イベントを起こした患者の血液中において顕著に減少していることを見出した。 これらの知見は、本脂質が動脈硬化に起因するイベントのバイオマーカーになり得る可能性を強く示唆するものである。我々は、このバイオマーカーの臨床的有用性を検証したいと考えているが、患者のイベント発症前の血液サンプルの入手が困難のため、測定評価ができておらず、したがってイベント発症の予知マーカーとしての有用性が明らかでない課題を抱えている。本マーカーの臨床的有用性有無の可能性を見極めるためには、動脈硬化疾患患者を経時的に採取した血液サンプルを用いた濃度測定が必要である。

【条件】
・動脈硬化に関わる疾患(脳卒中、冠動脈疾患など)を発症された患者さんのイベント前後に採取された血液を保有していること。(採取時期、イベント前の採取回数等については要相談。)
・上項に該当する患者さん、30-40症例分の血液検体(血清、または血漿)100 μL以上を保有していること。
・当該検体、および提供患者さんの臨床情報について、共同研究参加者がアクセスできるよう、倫理的対応が可能な状況であること。
・なお、測定は弊社で実施することも可能であるため、分析測定に関わる特別な設備や技術は必要と致しません。

【共同研究の流れ】
応募者の研究機関・塩野義製薬・九州大学ARO次世代医療センターが三者間の共同研究契約を締結し,九大AROが進捗管理を致します。

【応募期限】
平成29年8月31日

【応募方法】
「公募条件」にある項目(疾患名・採取時期・採取回数・検体量・倫理対応状況等)について明記の上,ご所属とご連絡先をWAT-NeW事務局宛(info@wat-new.org)にお知らせ下さい。こちらから連絡させて頂きます。