メールマガジン

WAT-NeWメールマガジン vol.3(2014.11.07配信)

2014/11/07

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WAT-NeW メールマガジン vol.3 
        2014.11.07

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WAT-NeWメールマガジン第3号の配信です。

◆今号でお知らせする内容
┣【1】トピック
┣【2】イベント情報
┣【3】WAT-NeW限定グラント・アワード情報
┗【4】その他情報

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【1】トピック
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毎回、話題となっている医療イノベーションや橋渡し研究に関するトピック
についてお伝えします。

今回は、10月23日に九州大学医学部百年講堂において開催された
第2回TR推進合同フォーラムの講演内容をご紹介します。
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第2回TR推進合同フォーラム
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講演1「医療分野の新たな研究開発体制について」
【講演者】
内閣官房健康・医療戦略室 次長 菱山 豊 氏
【講演内容】
 日本における新薬開発の現状と課題を改善すべく、「健康・医療戦略推進法案」
及び「独立行政法人日本医療研究開発機構法案」が、平成26年5月成立した。
 医療分野の研究開発関連予算に関して、平成27年度は新独法対象経費:1,431億円、
インハウス研究機関経費812億円を要求している。アメリカの規模には敵わないもの
の、日本独自の新薬開発を推進する意気込みが伺える。
 健康・医療戦略推進法の下、健康・医療戦略推進本部が設置され、医療分野研究開
発推進計画が策定された。本計画には、基礎研究と臨床現場の間の循環を構築する
案などが盛り込まれている。
 独立行政法人日本医療研究開発機構は、上述の推進計画を実践する組織であり、
平成27年4月1日に設立を予定している。推進計画には、2020年頃までに医師主導治験
届出数40件/年など各領域別に達成目標が掲げられており、ハードルの高さが伺える。
初代理事長には慶応義塾大学医学部長の末松誠氏(56)が就任する予定である。


講演2「The National Center for Advancing Translational Sciences;
   A Collaborative Vehicle to Enable Translational Therapeutics Development」
【講演者】
NIH/国立トランスレーショナル科学先進センター
Deputy Scientific Director Anton Simeonov 氏
【講演内容】
 国立トランスレーショナル科学先進センターはNIHの中で最も新しいセンターであ
り、2011年12月に設立された。新薬開発のため、Translational Scienceを推進して
いる。アメリカ国内における大規模臨床試験の統括、希少疾患の治療薬開発、Drug
Repositioningなど様々な事業を展開しており、所謂日本版NIHのモデルとして注目さ
れてきた。
 Simeonov氏は、同センターにハイスループット・スクリーニングの手法を導入し、
創薬ターゲットの選別手法を確立し、これまで多くの成果をあげてきた。癌、癌転移
及び代謝、炎症、抗菌剤、抗ウイルス剤、麻酔薬、糖尿病薬、神経系作用薬などにお
いて、世界85カ国にまたがる90以上の共同プロジェクトに関与している。その多大な
プロジェクトの中から新規治療薬開発の実例を紹介して頂いた。


講演3「ライフサイエンス分野の知的財産」
【講演者】
政策研究大学院大学准教授
文部科学省科学技術・学術政策研究所客員総括主任研究官
隅藏 康一 氏
【講演内容】
 医薬品製造業は、他業種に比べ研究開発集約度が高く、また1件の特許を生むために
巨額の研究開発投資を要する。一方、特許の排他性が強く、技術の寿命が長いという
特徴もある。
 医薬品製造業や関連業種が特に注目しているヒトiPS細胞関連分野では、京都大学が
出願した特許が日米欧で成立し、京都大学が当該分野の基礎研究や応用開発の
拠点として引き続き世界をリードしていくための環境が整ったといえる。
 また、多くの企業が注目するコンパニオン診断薬の分野においては、仮に特許が
成立せずとも対象となる医薬品そのものの特許が成立すれば研究開発投資を回収できる
と考えられる。しかし、他社との開発競争が生じることも予想され、今後も動向を注視
する必要がある。


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【2】イベント情報
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WAT-NeW参画大学のイベント情報をお伝えします。
多くの大学の皆様から、情報をお待ちしております。
情報をお持ちの方は、WAT-NeW事務局までご連絡ください。

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鹿児島大学
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イベント名:第2回鹿児島がんフォーラム
      -がんに対する次世代の診断と治療を目指して-
開催日時 :平成26年12月3日(水)18:00~
開催場所 :鹿児島大学医学部鶴陵会館
      ウイリアム・ウイリスホール
URL  :http://www.kagoshima-u.ac.jp/event/2014/10/post-453.html

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【3】WAT-NeW限定グラント・アワード情報
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WAT-NeW参画アカデミアを対象としたグラント・アワードを企画しています。
多くのご応募をお待ちしております。
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九動株式会社 
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■対象
てんかん化学療法の研究者
■内容(1名)
研究費 2年間で40万円
国内関連学会参加費 2年間で10万円
聴源性驚愕反射てんかん様発作ラット
(Sea:Lister.Hooded) 2年間40匹無償提供
■応募締切
平成26年11月30日(日)

*公募要領・申請書は下記URLよりダウンロードしてください。
http://wat-new.org/archives/421
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シグマアルドリッチジャパン合同会社
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■対象
プロテオミクス・メタボロミクス研究者
もしくは、食品分析・植物科学研究者
■内容
(研究費20万円+製品30万円分)×2名
■応募締切
平成26年11月30日(日)

*公募要領・申請書は下記URLよりダウンロードしてください。
http://wat-new.org/archives/322
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ベイバイオサイエンス株式会社
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■対象
若手研究者
■内容
TONBObiosciences社の抗体(マウス、ヒト)を提供
■応募締切
前期:平成26年12月31日(水)
後期:平成27年3月30日(月)

*公募要領・申請書は下記URLよりダウンロードしてください。
http://wat-new.org/archives/431

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【4】その他情報
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平成27年度日本医療研究開発機構対象の研究課題(厚生労働省補助金分)
公募要項(案)が公開されました。

■日本医療研究開発機構の公募課題・要項案
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000062854.pdf
■厚労科研の公募要項案
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000062855.pdf


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九州大学病院 ARO次世代医療センター 
WAT-NeW事務局 
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
TEL :092-642-5080
FAX :092-642-5124
E-mail:info@wat-new.org
URL: http://wat-new.org/
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