メールマガジン
ARDENTメールマガジン vol.19(2017.02.01配信)
2017/02/01
このメールはARDENT会員様の中で,メール配信を希望されている方にお届けしております。
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ARDENT メールマガジン vol.19
2017.02.01
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「ガレット・デ・ロワ」というお菓子をご存知ですか?
パン屋さんで見かけることも多くなりました。
フランスでは,このお菓子を食べて新年の幸福を祈念するそうです。
皆様にとって実りある1年になりますように・・・
◆今号でお知らせする内容です。
┣【1】コラムリレー
┣【2】イベント・シンポジウム情報
┗【3】企業ニーズ情報
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【1】コラムリレー
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第19回目は、昨年開催された知的財産セミナーで講演して頂きました,知的財産法務事務所サイプロ 代表弁理士 川口敬義氏にご執筆頂きました。
『業的視点を踏まえた知的財産の考え方』というタイトルで講演をさせていただきました。
本講演では,私のこれまでの経歴である,医薬品研究者,知的財産部,代理人弁理士,これらの経験を踏まえ,知的財産法の目的や基本的な役割を振り返りながら,企業がどのように知的財産権を活用しているのか,種々の観点から話をさせていただきました。
特許法の目的(特許法第一条)には,「産業の発達に寄与することを目的とする」と記載があります。つまり,特許法をはじめとした知的財産法は,研究開発の促進や競業秩序の維持などにより,世の中の発展を促すことを目的としています。
企業は,企業規模や事業分野,利用目的など,様々な条件を考慮して知的財産の取得を行いますが,原則として,企業利益を離れて知的財産権の取得を行うことはありません。
典型例の一つとして,企業は,事業モデルを前提に研究開発を行い,その事業モデルが安全に遂行できることを目的として,様々な知的財産の出願・取得を行います。そして安全な事業遂行を前提として,知的財産権の独占的効力を利用した経済的利益の最大化を図っていきます。
この時,事業モデルが,既にあるものかどうか,参入障壁となる他の関連法規や事業常識の有無,競業他社の能力など,種々の要素を勘案しながら,必要と思われる個所に,適切な時期を考慮しながら知的財産の出願を行っていきます。例えば,典型的なお薬(低分子化合物)の場合,開発期間が10年以上かかり,また,上市した後も再審査期間という実質的に独占的期間として機能する期間が8~10年続きます。そのため,この再審査期間の満了前に肝となる特許権(物質特許)が切れてしまうと,特許権の意味が実質的になくなってしまうため,できるだけ特許切れを先送りするような工夫がなされます。
このように,大学における研究においても,研究内容がどのような事業モデルとして構築できるか,そしてその事業モデルにおける周辺情報の調査や知財活用の分析などを行い,これらを踏まえたうえで,どのような知的財産が必要かを検討したうえで,出願をすることは有用です。そのために研究者自身が知財に詳しくなるのが理想ですが,マネージメントが行える知財部門や弁理士などの専門家と密にコミュニケーションすることが重要と考えます。
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【2】イベント情報
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■再生医療セミナー ~再生医療の現状と未来~
日時:平成29年2月14日(火)13:30〜16:00
会場:九州大学医学部百年講堂 中ホール
詳細:http://ardent-j.org/archives/3728/
■「医療分野研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器プログラム)に係る公募説明会・個別相談会」@九州大学
*AMED担当者と個別相談が可能です(要予約)。
日時:平成29年2月28日(火)17:00〜
会場:九州大学 病院キャンパス 総合研究棟105室
詳細:http://ardent-j.org/archives/3730/
■産学協働研究説明会@九州大学
*企業担当者と個別相談が可能です(要予約;日本イーライリリー株式会社・協和発酵キリン株式会社・大正製薬株式会社・バイエル薬品株式会社・ブリストルマイヤーズスクイブ株式会社・べーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社)。
日時:平成29年3月10日(金)16:15〜19:40
会場:九州大学 病院キャンパス 総合研究棟105室
詳細:http://ardent-j.org/archives/3742/
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【3】企業ニーズ情報
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■ルンドベックA/S
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3693/
■アステラス製薬株式会社
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3587/
■協和発酵キリン株式会社
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3565/
■バイエル薬品株式会社
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3738/
■ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3457/
■日本べーリンガーインゲルハイム株式会社
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3072/
※イベント・シンポジウム情報等ございましたらARDENT Webサイト、メール
マガジンにてご案内致しますので、ARDENT事務局までご連絡ください。
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九州大学 ARO次世代医療センター 橋渡研究推進部門
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TEL:092-642-4802 FAX:092-642-4528
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