メールマガジン

ARDENTメールマガジン 臨時増刊号(2017.02.24配信)

2017/02/24

このメールはARDENT会員様の中で,メール配信を希望されている方にお届けしております。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
          ARDENT メールマガジン 臨時増刊号
               2017.2.24      http://ardent-j.org/
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◆今号でお知らせする内容です。
┣【1】共同研究提案
┗【2】イベント・シンポジウム情報

====================================
【1】企業共同研究公募情報
====================================
■循環器内科の先生方へ
共同研究として動脈硬化に関わる疾患(脳卒中および冠動脈疾患)イベント発症前後の血液を保有し、ご提供いただける方を塩野義製薬株式会社が探しています。
ご協力いただきました結果、期待されるデータが得られました際は、提供者と共同で特許出願を行うことを希望しています。なお、共同研究の具体的な形式や業務分担、費用等については、事前に協議させていただきたいと考えておりますので、本件にご興味があり、且つ下記の条件に合致する可能性のある場合は、ご連絡いただきたいと存じます。

【条件】
・動脈硬化に関わる疾患(脳卒中、冠動脈疾患など)を発症された患者さんのイベント前後に採取された血液を保有していること。(採取時期、イベント前の採取回数等については要相談。)
・上項に該当する患者さん、30-40症例分の血液検体(血清、または血漿)100 μL以上を保有していること。
・当該検体、および提供患者さんの臨床情報について、共同研究参加者がアクセスできるよう、倫理的対応が可能な状況であること。
・なお、測定は弊社で実施することも可能であるため、分析測定に関わる特別な設備や技術は必要と致しません。

【お問い合わせと詳細】http://ardent-j.org/archives/3780/
■p53野生型脳腫瘍(およびその他の悪性腫瘍)におけるGRWD1発現量検査による予後推定、治療方針決定に向けたアカデミアとの共同研究提案
我々は最近新たながん遺伝子GRWD1を発見しました(Kayama et al., EMBO Reports e201642444)。一般に、がん細胞においてはp53の変異が頻繁に起こっていることが知られていますが、一方でp53に異常の無い場合も多く認められます。今回、GRWD1がRPL11との結合を介してp53タンパク質量を減少させ、細胞のがん化を促進させることを明らかにしました。さらに重要なことに、がん患者のデータベース解析から、幾つかのがんの種類においてはGRWD1タンパク質量の増加はがんの悪性度を上昇させ、予後不良の予測因子となり得ることを発見しました。特に低グレード脳グリオーマ患者においては、p53変異型患者の場合はGRWD1の発現量と予後の相関は認められませんが、p53野生型患者の場合はGRWD1高発現が予後不良と高い相関を示しました。もしこのような相関が、実際のがん臨床サンプルの免疫染色によるGRWD1発現検査で明確に示されれば、GRWD1発現検査によるがん治療方針のより適切な決定につながることが期待できます。そのような臨床研究に興味を持っていただけるアカデミア研究者との共同研究を提案させて頂きます。
【お問い合わせと詳細】http://ardent-j.org/archives/3702/
=====================================
【2】イベント情報
=====================================
■(シンポジウム)希少疾患の医療イノベーション -アントレプレナーとその国際展開–(2/27)
ニューサウスウェールズ大学イノベーション研究所とノーベルファーマ株式会社より講師をお招きし、それぞれのご専門の立場から稀少疾患との関わりについてご講演いただきます。
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3765/
■(産学連携イベント)産学協働研究説明会(イーライリリー,協和発酵キリン,大正製薬,バイエル,ブリストルマイヤーズスクイブ,べーリンガーインゲルハイム)@九州大学(3/10)
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3742/
■(シンポジウム)Global ARO International Symposium – Is Japan behind? The current situation of translational research in Japan, USA and Europe, and its future perspective -(3/28)
欧EATSRISや米NIH/NCATSより講師をお招きし、橋渡し研究の現状と未来についてご講演いただきます。
【詳細】http://ardent-j.org/archives/3774/
※イベント・シンポジウム情報等お持ちの方は,ARDENT事務局までご連絡下さい。
 ARDENT Webサイト,メールマガジンにてご案内いたします。
※メール配信の停止,配信先の変更をご希望の場合は,下記ARDENT事務局までご連絡下さい。
********************************************
九州大学 ARO次世代医療センター ARDENT事務局
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
TEL:092-642-4802  FAX:092-642-4528
E-mail:info@ardent-j.org   URL: http://ardent-j.org/
*********************************************