メールマガジン

ARDENTメールマガジン vol.20(2017.03.24配信)

2017/03/24

ARDENTメールマガジン vol.20(2017.03.24配信)
このメールはARDENT会員様の中で, メール配信を希望されている方にお届けしております。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■          
ARDENT メールマガジン vol.20               
 2017.03.24
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ARDENTトップページ http://ardent-j.org/
帰宅途中に交差点で信号待ちをしていると、突然甘い香りに包まれました。
目線を上に向けると、夜空に白桃色の花が咲き誇っていました。
もう、春がやってきたんですね。
本年度もARDENTをご愛顧くださいますよう、何卒お願い申し上げます。

◆今号でお知らせする内容です。
┣【1】コラムリレー
┣【2】イベント・シンポジウム情報
┗【3】協働研究情報
====================================
【1】コラムリレー
====================================
第19回目は、ファイザー株式会社 Japan Open Innovation Networkの方々にご執筆頂きました。 オープンイノベーションを超えた新しいエコシステムに向けて:ファイザー株式会社の取り組み 越智宏,檜杖正則,中島庸介,上杉幸嗣,廣橋朋子;ファイザー株式会社 Japan Open Innovation Network ヘンリー・チェスブロウ氏がオープンイノベーション(OI)を提唱して久しいが,製薬会社を含む多くの企業がOIに取り組み,具体的な成功例が生まれてきている。ファイザーにおいてもOIを重要な研究開発戦略の一つに位置づけ,日本ではライフサイエンスの拠点として,ファイザー株式会社組織下のJapan Open Innovation Network(JOIN)およびOIに特化したPfizer Inc.(米国ファイザー社)の組織[External R&D Innovation (ERDI)]の国内拠点であるERDI-Japanを,それぞれ2014年および2015年に設立した。 昨今,医療とIoT(Internet of Thing)の融合などに代表されるデジタルヘルスへの期待が高く,JOINでも,デジタル技術を健康・医療の課題解決に活用する取り組みに注力している。昨年は,東京工業大学と協同で日本のデジタルヘルスの普及促進を目的としたシンポジウムを開催し,参加した多くの専門家により,デジタルヘルスの展望などが議論され認識が深められた。また,京都大学や岡山大学によるデジタル技術の研究促進のために,ファイザーが日本貿易振興機構(JETRO)の支援を獲得するなど,アカデミアが研究する技術の実用化に向けた取り組みも推進している。 近年日本では,多くの企業が大学や研究機関からの早期シーズの収集を進めているが、共同研究,あるいはライセンスの共同取得まで進むものは限定的である。また,このような出口のない方法ではいずれシーズの枯渇が起こることが考えられ、早期シーズや技術に対しても「一緒に育てていく」という観点で,商業化に向けての移行を円滑にする取組みを産学官で早期に築いていく必要がある。 ファイザーでは日本医療研究開発機構(AMED)やJETROなどの公的機関の支援も得ながら,新たな産学連携のビジネスモデルの構築を進めている。さらに米国ファイザー社でのCenters for Therapeutic Innovation(CTI),コンソーシアムの設立(難病疾患),患者(支援)団体との協業,およびベンチャーサポートなどの豊富な経験を基にした,探索研究から臨床開発までの柔軟性の高い開発戦略,多様な製剤技術等のオプションを提供することにより,様々な課題を解決する事が可能である。 現在募集している共同研究案件は,遺伝子治療,自己免疫疾患,希少難治性疾患,NASH,Immuno-Oncology,およびデジタルヘルスを含む基盤技術等だが,それ以外でも戦略的パートナーシップにより,革新的なサイエンスの啓発と普及活動においてイニシアティブをとっていく。また日本でのオープンイノベーション環境を活性化し,欧米に限らず日本,アジアを含む世界中のアカデミア,ベンチャー,製薬会社で見いだされる斬新なサイエンスに視野を広げ,将来の新しい創薬研究開発を推進していきたい。 引用文献 1)Henry Chesbrough “Open Innovation” The New Imperative for Creating and Profiting from Technology, HBS Press 2003 2)Deloitte report 2015“ Executing an open innovation model” 謝辞:本稿を執筆するに当たり貴重な意見を頂いた米国ファイザー社ERDI-Japan統括部長の瀬尾亨氏,およびファイザー株式会社Development Innovation Lead永岡真氏に感謝します。
関連情報: http://www.pfizer.co.jp/pfizer/development/innovation/index.html
http://www.pfizer.com/partnering/areas_of_interest/research_and_development
=====================================
【2】イベント情報
=====================================
■Global ARO International Symposium
 日時:平成29年3月28日(火)15:00~18:50  
 会場:九州大学病院キャンパスコラボステーション・ 2階 視聴覚ホール
 演者:Anton Ussi先生(EATRIS)
    Anton SImeonov先生(NIH/NCATS)
    酒井敏行先生(京都府立大学)  
 詳細:http://ardent-j.org/archives/3774
■クリニカルイノベーションネットワーク 患者レジストリを利用した臨床開発の推進
 日時:平成29年5月25日(木)17:00~18:00
 会場:九州大学病院キャンパス基礎研究A棟第一講義室
 演者:中村治雅先生(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
 詳細:http://ardent-j.org/archives/3814
=====================================
【3】協働研究情報
=====================================
■動脈硬化に関わる疾患(脳卒中および冠動脈疾患)イベント発症前後の血液を探しています  
 【詳細】http://ardent-j.org/archives/3780/
■GSKジャパン研究助成
 【詳細】http://ardent-j.org/archives/3812/
■ルンドベックA/S オープンイノベーション
 【詳細】http://ardent-j.org/archives/3693/
■ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
 【詳細】http://ardent-j.org/archives/3457/
■日本べーリンガーインゲルハイム株式会社
  【詳細】http://ardent-j.org/archives/3072/
※イベント・シンポジウム情報等ございましたらARDENT Webサイト、メール マガジンにてご案内致しますので、
  ARDENT事務局までご連絡ください。
※メール配信先の変更・配信の停止等はARDENT事務局までご連絡ください。 ******************************************************
九州大学 ARO次世代医療センター 橋渡研究推進部門 
ARDENT事務局
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
TEL:092-642-4802 FAX:092-642-4528 URL:http://ardent-j.org/ ******************************************************